杉村太蔵氏が資産公開を批判。

blog, News | 2006年2月22日 1:57:06 | abex


こことか、ここに書いているとおり、あくまでも一国民として、一国会議員”杉村太蔵氏”の動向に注目しているだけの私ですが、杉村太蔵氏はもうブログ書かないほうがいいですよ。無知をひけらかしているだけだし、ついに法律をグチりだしてるし、この政治家の政治倫理感を疑いますよ。

自民党の杉村太蔵衆院議員が20日付のブログ(日記風サイト)で、国会議員の資産公開について「そんなものを時間かけて、手間暇かけてやったところで本当にこの国の20年後、30年後のためになるのかな。資産公開のために要した時間、これは国家的損失ですよ」と批判した。

これが問題のブログの記事です。
なぜ国会議員の資産公開がされているのかわかってないんでしょうねぇ~。「政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開等に関する法律」の第1条(目的)に明記されているのですから、批判をブログに書く前に自分でちゃんと調べて、読んでほしいですわ。


国民が、ミーハー根性、興味本位で資産公開してよと言ってるのではなく、「この法律は、国会議員の資産の状況等を国民の不断の監視と批判の下におくため、国会議員の資産等を公開する措置を講ずること等により、政治倫理の確立を期し、もって民主政治の健全な発達に資することを目的とする。」と第1条に明記されているとおり、政治家を国民が監視してないと、権力を悪用し、裏でワイロとか背任とかして資産を肥やすアホな政治家がいるから資産公開という制度があるわけですよ。

そういえば、杉村太蔵氏のブログのトラックバックURLの下には、「※スパムトラックバック、これに類する本エントリーに内容が関係ないと判断されるトラックバックは削除いたします。
※トラックバックが反映されるまで時間がかかる事があります。送るのは1回のみでお願いいたします。~」と書かれていますが、トラックバックはゼロになっています。これだけ注目されているブログなのに、トラックバックがないわけがない!杉村氏の記事に批判的なブログからのトラックバックであっても、ちゃんと表示すればいいのに…。結局、批判されるって、ある意味注目されてるんだから良いと思うんだけどなぁ~。

ブログ界隈の集まりに行くと、よく「積極的に自分にインプットする人は、アウトプットもできる人だ」という話を聞きますが、杉村氏も自分の中だけで完結して書くんじゃなくて、なぜだろう?とか、どうしてだろう?とか、それがどんな意味があって行われていることなのか?とか、ちゃんと疑問に思ったり、興味をもったりして、法律とかちゃんと調べて自分にインプットしてから、自分なりの意見も含めてブログに書けば良いと思うんですよ。なのに、自分の資産がゼロだったと資産公開され、それをマスコミが報道したことで卑屈になったんだかなんだか知らないけど、グチったってしょうがないじゃん。だったら、なんで資産公開されるのかくらい調べろよって、私としては思うわけです。

だから、共同通信の記事には、以下の一文があるのです。

一方で「興味本位で(資産状況を)のぞいてみたくなるのは事実ですわね」とも書いているが、政治とカネをめぐる国民の不信を取り払い、政治倫理を高める目的で1993年にスタートした資産公開法の経緯や背景、問題点には全く触れていない。

触れてないのではなく、知らないんですよ。その法律がある理由を。

それと、杉村氏の秘書は、ちゃんとした人材なのでしょうか?杉村氏が書いているブログは、企業でいうところのプレスリリースとか、社長ブログに値すると思うのですが、それを秘書はチェックしてないのでしょうか?

国会議員のレベルに疑問を抱く、今日この頃。
国会では、堀江メールに関するやり取りばっかりで、予算委員会でそんなことを審議してたら、国家予算について、おろそかにならないかと心配になったりもします。有権者としては、国会にも、国会議員にも注目するべきなのだろうけど、注目する気も失せてしまいます。

国民を政治不信にさせているのは、政治家です!
それを国会議員は自覚したほうが良いんじゃないですか?

#以前も書きましたが、杉村氏は1979年生まれ。1978年生まれの私と年齢が近いわけですね。こうして鋭いツッコミを入れていても、別に嫌いなわけでも好きなわけでもありません。あくまでも一国民として、一国会議員の動向に注目しているだけです。