ようやく「情報フロンティア研究会」の報告書が発表されました。報告書はこちらで見ることができます。『「あらゆる児童・生徒がブログを持つべき」と報告書で提言』という報道に、ブロガーからはブーイングの嵐でしたが、今後どのように進めていくのか、注目したいと思います。

特にリテラシーの向上については、ネットワークの信頼性を高めるためには個人の利用意識の向上が不可欠であるが、現状ではネットワークの利用者としての自覚が社会的に十分に形成されているとは言いがたく、ネットワークは匿名性が高い空間という認識で、何をしてもいいという安易な発想すら助長する傾向を持っていると指摘。今後は教育現場においてブログやSNSを導入し、実名でのコミュニケーション能力を学ばせるといった取組が行なわれることに期待したいとしている。

実名でのコミュニケーションは、ともすると聞こえは良いけれど実名も個人情報。個人情報を保護する必要があるわけだけど、それでも実名にするメリットはどこにあるんだろうか??
それと、ネットは公の場でもあるけれど、その中でもプライベートは守られてもいいはず。その辺を、どう折り合いをつけていくのかをまだまだ考えないうちに、実名コミュニケーション教育とか始められたらたまったもんじゃない。


情報リテラシーの向上については、政府もだけどインターネット関連企業も取り組んでいく必要があると思う。インターネット関連企業で働く現役のWebプロデューサーとかクリエーターが、教壇に立って、情報リテラシーの向上のために講義するっておもしろいと思うけど、どうだろうか?私は率先して教壇に立つね。現役の教師は、まだまだ情報リテラシーレベルが低くて、講習を受けたりしながらパソコンの授業とかやってるらしいからね。これこそ企業の社会貢献だと思うけど。

さて、報告書をじっくり読んでみようかな。

1 Comment to “総務省「情報フロンティア研究会」の報告書が公表されました。”

  1. 微熱日記 | 2005年7月3日 14:38:02

    総務省の真意はどこに?

    総務省が、ネットでの実名利用を促進するかのような記事が共同通信から配信されて、「