infoseekっていつもあと１歩足りないものをリリースしてると思いません？

infoseek、検索結果に関連情報を表示する検索サービスやブログ検索機能

新たに提供が開始されたブログ検索機能は、ブログサイト約2,000万件を対象にした検索サービス。楽天が運営するブログサービス「楽天広場」をはじめ、国内ブログサイトを対象に毎日約150万件を更新していくという。

ブログ検索をリリースするなら、検索結果をRSSではき出すことくらいしてもいいはず。でも、実装していないところをみると、常に検索させることと検索結果を見に来させることを優先して考えていることが見え見え。ユーザーへのサービスというよりも、利益優先な感じが伝わってくる。

このブログ検索の仕組みは簡単に推察するに、主要なpingサイトのpingデータを集約して、それを一定時間で取得してきて、インデックスを生成しているのだろうと思います。なので、複数のpingサイトにpingを飛ばしているブログは、複数でカウントされているため、リリースにあるように「ブログサイト約2,000万件を対象にした検索サービス」という多すぎる数字になるわけです。日本には2,000万件もブログサイトはありません。そんなにあったら日本の人口の6分の1もブロガーだと言うことになります。複数のpingサイトにpingを飛ばしているブログを精査しないで、数字を出しているあたりがいかにも楽天およびインフォシークらしい。

ブログ検索といえば未来検索livedoor、Feedback、Blukfeedsとかが主要サービスですし、検索結果をRSSではき出してくれるとRSSアグリゲーターで常に新しい検索結果を追っていくことが出来ます。興味や関心があるキーワードは、その時だけ知りたいというよりもある一定期間、興味関心があると思うわけです。そういう欲求を満たしてくれるのは…ということで、私はinfoseekのブログ検索を使い続けるかどうかと言うと可能性は少ないでしょう。

ベータ版ということで、正式版に期待しますが、ユーザーのニーズを楽天、インフォシークがちゃんとつかめるかどうか…。しかも、インフォシークは自社でブログサービスを持っていません。楽天は楽天広場をやっていますし、ブログ化を進めているものの、あれをブログだといえるかどうかは皆さんのご判断にお任せしますが、私はちょっと疑問。

そういえば、こういうリリースでもない限り、infoseekマネーのポートフォリオ以外見なくなりました。なんでだろ〜。

＃あくまでもWebプロデュースを生業にしている私個人の考えに基づいて書きました。関係者の皆さま、悪しからず。