アテネオリンピックは誰に期待する?
sports | 2004年8月9日 0:04:36 | abex
今週からいよいよアテネオリンピックが始まりますね。私は毎回、オリンピックの開会式と閉会式をビデオに録画しています。競技も感動モノなのですが、式典は開催国ごとに特色あって面白いので好きなのです。
さてさて、柔道の谷亮子選手や卓球の福原愛選手など注目されている選手はいるのですが、あまり注目されていないけれどメダルをゲットしてくれるのではないかと期待している選手が何人かいます。
まずは、 陸上の弘山晴美選手。マラソンでは惜しくも代表には選ばれませんでしたが、長距離トラック種目(10000m)に出場します。今回で3回目のオリンピック出場で、今回こそはぜひメダルを取ってほしいです。
冬と夏のオリンピック出場といえば自転車の大菅小百合選手。代表取り消しを求め、日本スポーツ仲裁機構に訴えた選手がいたようですが、仲裁は拒否、不成立に終わったという出来事があったそうです。スケートの選手が自転車でオリンピックに出場するということは、自転車の選手にしてみれば面白くないんでしょうね。その気持ちはなんとなく理解できます。それでも、スポーツは実力勝負の世界だし、大菅選手にはそれだけの実力があったわけですから、大菅選手には周囲の目を気にせず、プレッシャーを諸共せず頑張ってほしいですね。
出場決定までに紆余曲折があったテコンドーの岡本依子選手。実は、テコンドーを始めたのはアメリカのオレゴン大学に留学していた時だそうです。その前に空手の経験があったとは言え、大学生の時から始めた種目でオリンピック出場はスゴイ!と思います。競技団体の分裂で出場が危ぶまれた岡本選手のために署名活動を行ったご両親をはじめ“ご近所のみなさん”(前回のシドニーオリンピックで岡本選手はメダルを獲得したときのインタビューにも登場)に、岡本選手が記者会見で泣きながら感謝の言葉を述べていたのがとても感動的でした。ぜひ前回の銅メダルに続いてメダルを獲得してほしいと思います。
2歳のお子さんのママであり、全日本女子バレーの現役選手といえば辻知恵選手。セッターの竹下選手の控えと見られがちですが、辻選手のプレーもなかなかすばらしいです。竹下選手は159cmの身長からスピード感があるトスを出しますが、辻選手は177cmの長身を生かし、技巧的なトスを出します。辻選手のインタビューがこちらに掲載されています。キャプテンの吉原選手と同い年で、チームの精神的な柱のひとつとなっているように見えます。20年ぶりのメダル獲得には、若手をまとめるベテランの存在は欠かせないんでしょうね。
さあ、もうすぐ4年ぶりの暑くて、輝かしい太陽の季節がやってきます。毎回毎回、オリンピックを見に行くぞ~!と思っているのですが、今回も見に行けません。残念ですが、テレビの前で精一杯応援したいと思います。
#次回は北京オリンピックですが、最近問題になっている反日感情の高まりが4年後まで続くようだと見に行けそうにないですね。というか、そういう国でオリンピックが行われて良いのだろうかと疑問に思ってしまいます。