“『iPod』の社会的影響”を読みました。

Internet | 2004年2月29日 5:07:03 | あべっち


iPodユーザーのひとりとして、興味をもったので読んでみた。

たとえば、多くの人がiPodを通勤時に利用している。彼らはいつも同じ音楽を聴いていることが判明した。通勤者は往々にして、決まった5〜6曲を3ヵ月間も聴いており、移動する各場所に応じて決まった曲が流れるような具合だ……。


私自身は、いつも同じ音楽は聴いていない。その日の気分によって聴く曲を変えている。たとえば、雨の日は松任谷由実の曲。晴れた日は、ドリカムの曲。疲れている日は、B’zの曲。その他いろいろな気分に応じて洋楽を聴いている。

その日向かっている場所に行きたくないという人は多い。その場所のことを直前まで考ずにすむなら……。それで、職場に入るその瞬間まで、イヤホンをはずさないのだ。これは気分や心の平静をコントロールするのにうってつけの方法なのだ。

会社に到着する5分前からドリカムの「決戦は金曜日」を聴いている。この曲を聴くと、自分に気合いが入るような気がするからだ。そうして、自分の精神的な部分をコントロールしているのだろうが、心の平穏というよりは、エネルギーを注入しているというほうが近いのかもしれない。

音楽を聴いていることにより、誰かを見ていながら、相手が見返してきても見ていないふりができる。イヤホンによって、他のことをしていると示せるのだ。これは都市で他人との関わり方をコントロールするためのすばらしい戦略だ。音楽を聴いていることにより、誰かを見ていながら、相手が見返してきても見ていないふりができる。イヤホンによって、他のことをしていると示せるのだ。これは都市で他人との関わり方をコントロールするためのすばらしい戦略だ。

確かに、音楽を聴きながら歩いている時、頭の中では仕事のことを考えたりしないし、結構いろんなものを見ているような気がする。もちろん目が合うことも多いけど、ほとんど無視している。というか、目が合ったことを気づかれていないのではないかと思う時がある。目が合ったこと自体を否定することで、相手との関わりを極力無くすようにしているのではないかと思う。それがある意味、東京らしさ、都会らしさなのではないかと思う。

音楽を楽しんでいる時は、外からの音がほとんど聞こえない。でも、時々イヤホンを外して外の音を聞いてみると良いと思う。すると、イヤホンで音楽を聴いていた時とは異なる様々な音が聞こえてくるはずだ。人の声、電車が走っている音、風の音、自転車のブレーキの音、コンビニ袋の音…それらの音に耳を傾ける余裕、ゆとりがあっても良いのではないかと思う。両耳で聞く方がよく聞こえるけど、まずは片耳だけでもイヤホンを外してみようと思う。