Typhoon Saturday。

diary | 2003年8月10日 0:10:24 | abex


今日は、台風10号の影響で朝から風が強かった。
なのに、ちゃんと耳鼻科に行ってしまう自分の強さに敬意を払いたくなる。

昨夜、なぜ午前3時に寝たのかと言えば、それは残業をして帰宅が遅かったからというのも一因だが、それだけではなかった。

実は、学生の時、友達が不倫の末に妊娠してしまったことがある。
ワタシともう一人の友達は、彼女にそのことを相談され、彼女の将来のことを考え、悩みぬいた挙句、中絶をすすめた。
ワタシは時々、その時のことを思い出しては悲しい気持ちになってた。
あれから数年経った今でも、中絶がベストな選択だったのか分からずにいた。

その彼女から、突然電話が・・・。

彼女はついに、新しい彼氏に中絶のことを話すと言う。

「これから”まっとう”な生き方をしていくためには、不倫とか中絶をした過去の自分を恥じてちゃダメだってことに気がついたの。」という彼女。

彼女の声に強さを感じた瞬間だった。

中絶手術に付き添ったワタシは、病院で涙を流していた。
彼女が不倫をしていたことを知っていながら、それを見守ることしか出来なかったことを悔んでいた。

ちょっとだけ報われた様な気がして・・・
ちょっとだけうれしくなって・・・
ちょっとだけ笑顔になった。

これからも大切な友達の一人であることを確信し、眠りについたワタシがいた。

そして、3時間後。
風の音で目が覚めた。

結局、耳鼻科とスーパーに行っただけで、あとは家で”引きこもり”してた。
そんなもんさ。台風の日は。