大切な友のために。

friend | 2002年12月23日 20:42:00 | あべっち


今日は、家でのんびり過ごすつもりだった。
連休最終日を、洗濯したり、掃除したり、人との接触を極力避けるつもりだった。
しかし、そういうわけにはいかなかった。


年末年始に実家に帰省したときに遊ぶ計画を、高校の同級生が決めてくれた。
だが、12月30日と1月4日の2回になりそうだというので、4日のほうを友人にお任せして、30日のほうを親友のSと決めることにした。

Sは、高校時代からとても気が合う仲だ。
身長差はかなりあるし、家も離れているが、なんでも話し合える。

30日のことでSに電話した。
郷里の福島にいるはずが、千葉の幕張にいるという。
彼氏と旅行に来たらしい。
これから、丸ビルに行き、夕方の新幹線で帰るという。

私は、この彼氏にあまり良い印象を持っていない。
Sを困らせることばかりしていたからだ。

午後4時ごろ、東京駅で見送ることを伝え電話を切った。
昼前なので、PCに向かい、洗濯が終わるのを待っていた。
すると昼過ぎ、携帯電話が鳴った。
Sからだった。
機嫌が悪くなった彼氏が、Sをおいて新幹線で帰ってしまったという。
私は、驚いた。それと同時に、「やっぱり。」と思った。
1時間で丸ビルに行くと告げ、電話を切った。
シャワーを浴び、身支度をして、中央線に飛び乗った。
電車の中で、Sを大切に思う気持ち、ひとりで心細いであろうSの気持ちなど、いろいろな思いが駆け巡った。
彼女と出会って、かれこれ9年。
高校時代のことを、走馬灯のように思い出し、しんみりしてしまった。

東京駅に着き、丸ビルに向かって走った。
丸ビル前の横断歩道で信号待ちをしていたら、Sが丸ビル前で待っているのが見えた。

丸ビルの中を二人でぶらぶら歩いた。
カフェで軽い食事とコーヒーを飲みながら、会えなかった約半年間のことをいろいろ話した。
歌手の加藤登紀子さんのトークショーをやっていたので、二人で見えるところまで行って、ちょっと見た。

それから、八重洲地下街に行き、おみやげを買うのに付き合った。
八重洲地下街は、私にとっても大切な場所なのだ。
テレビ局のグッズショップもあって、だいぶ変わっていて驚いた。

彼女は、午後4時過ぎの新幹線でひとり帰っていった。

彼氏が帰ってしまったことを聞いても、彼女のもとへ行かないという選択をすることもできたのかもしれない。
しかし、自分にはそれができなかった。
自分が東京で頑張れるのは、悩みを相談できる友達がいてくれるからだし、自分のことをよく理解してくれている友達がいるからだと思う。
本当に感謝している。
自分を必要としてくれている時に、手を差し伸べなかったら後悔すると思ったからとっさに行くと告げたのかもしれない。

30日に会ったら、感謝を伝えたいと思う。
「友達でいてくれて、ありがとう。」と。