ユニクロが野菜販売。

News | 2002年10月4日 19:55:00 | あべっち


ユニクロがついに野菜販売に乗り出す。
両親や友人たちから「ユニクロ信者」と呼ばれている私もこれには興味津々なのだ。
厳しい安全基準をクリアした野菜だけを消費者に提供するようだ。
私は「美味しんぼ(おいしんぼ)」という漫画が大好きで、出版されている単行本を全巻所有するほどのファンである。
その中で、“緑健農法”について紹介されている。
野菜に農薬を大量に与る本来の生態系を無視した生産法を止め、より原産地の自然環境に近い環境で生育させる方法のことである。
大量に農薬を与えた野菜は、実にも農薬が残留しており、人体に影響がないとは言い切れない。


そういったことを、ユニクロは配慮して栽培した野菜を生産者から直接仕入れをし、市場を通した有機野菜よりも消費者に若干安価に提供するということだろうと思う。
私の実家は以前、ハウスで“トマト”と“つるむらさき(ほうれん草に近い野菜。若干の苦味がある。)”を栽培していた。
それらは、箱詰め作業の後、農協(いわゆるJA)に出荷していた。
そのころ小学生だった妹は、トマトの出荷用の箱を作るのが得意だったため、地元のJA祭の箱の組み立て競争で優勝し、東京ディズニーランド旅行を獲得した。
箱詰め作業は、我が家の毎晩の日課だった。
トマトをひとつひとつ磨き、大きさを揃え、箱に決められた配列で詰めた。
トマトを磨いたタオルは、すぐに茶色になった。
それらのトマトは、かすかに赤みをおびたピンク色で、完熟にはほど遠い物だった。
流通に時間がかかるため、どうしても完熟まで実らせることができないことを私はわかっていた。
それでも、毎日食卓にのぼるトマトは、トマト本来の甘みも独特の酸味もない青臭いだけのトマトだった。
だから、私はトマトが大キライだった。
東京に来てかれこれ6年目。
スーパーでは、いろいろな種類のトマトが並び、真紅の唇のような赤々とした姿で客を待っている。
心からおいしいと思えるトマトには、まだめぐり会っていないが、冷やし中華の付け合せのトマトだけは食べられるようになった。
ユニクロが販売するトマトは、私にトマトのおいしさを教えてくれるのだろうか。