先日のグリーに続いて、paperboy&co.のJASDAQ市場に上場が承認されたようです。

レンタルサーバ「ロリポップ」などを運営するpaperboy&co.は、18日付でジャスダック証券取引所への上場が承認されたことを発表した。上場予定日は12月19日。

via paperboy&co.、JASDAQ市場に上場決定。昨年売上高は約18億円.

めでたいねぇ〜。

同い年の家入さんとは、4〜5年くらい前から知り合いだし、仕事関係でちょっとお願いしたことがあったりとか、paperboyの成長を遠くから見ていたし、自分も両親もpaperboyのサービスを利用しているので、上場するところまで来たか〜という気がします。

＃妬みとか嫉みとは思って欲しくないんだけど。

上場してしまうと、これまで以上に株主の目が厳しくなると思われます。それでなくとも、株式市場の状況が悪すぎですし、金融危機の真っ只中ですから、なかなか”やんちゃ”ができなくなってしまうのではないかと思います。

まあ、これまでもGMOグループの一企業だったわけですから、上場しても大株主のGMOが見てるでしょう。

このニュースと前後して、米ヤフーの創業者で現CEOのJerry Yang氏がCEOを辞任するというニュースがありました。

厳しい財務問題を抱えるYahooは米国時間11月17日、創立者の一人であるJerry Yang氏が現在務めている最高経営責任者（CEO）の後任人事に着手したと発表した。

via 米ヤフー、ヤンCEOの後任人事に着手:マーケティング – CNET Japan.

アメリカのベンチャー企業では、創業期から成長期の辺りで、創業者から、外部から招いた優秀な経営者にCEO職を移すということが度々見られます。

米ヤフーも創業者の2人は、Yahoo!のサービスを作ることに専念し、経営は昨年までテリー・セメル氏などがCEO職に就いていました。

「創業者は、必ずしも優秀な経営者ではない。」

シリコンバレーかネットベンチャーに関する書籍に、このような一文があったように記憶しています。この言葉は、昨年から今年に掛けての米ヤフーに当てはまる言葉なのではないでしょうか。そして、”必ずしも”は、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏（2000年までCEO）が当てはまるのではないでしょうか。

ネット業界に身を置く私としては、グリーやpaperboy&co.が上場することは喜ばしいことなのですが、それと同じくらい心配せずにはいられないのです。