先日、ここで読んでみようかなと書いていた「チームリーダーの教科書―図解」ですが、先週木曜日に酔った足で本屋に行って買いました。それからちょっとずつ読んでいたのですが、昨日、耳鼻科で待たされている間に全部読み終えました。

チームリーダーの教科書―図解
藤巻 幸夫
インデックス・コミュニケーションズ (2005/02)
売り上げランキング: 885
おすすめ度の平均: 4

3 リーダーの行動指針が書いてあります
5 ここに書いてある事が実践できているか
3 お風呂の中でどうぞ

感想をまとめておきます。


まずは、読みやすいなぁ~と思いました。見開きの一方に文章、もう一方に図という構成になっており、読んだ内容を図で頭に入れていくという感じがしました。しかも、その図は、リーダーの立ち位置とかチームの構成とか考え方とか、そんなに具体的ではないのに、自分で想像しやすいような感じなのです。これは、この種の自己啓発本にはあまり見られません。

それに、藤巻さんの実体験も織り交ぜながらなので、実際のシチュエーションが想像できて、自分に置き換えて考えることができました。また、段階を踏んでチーム作りから戦略作り、トラブル対処などへ進んでいくのでシュミレーションがしやすかったです。

特に、「問題を繰り返さないチームにする」という項目では、以前書いた記事のことを思い出しました。本の中では、要約すると、『リーダーの役目は、ミスが繰り返されない「しくみ」をつくること』だと言われています。ミスから目を背けていては、リーダー失格なわけですね。

Webプロデューサーという仕事柄、自分が担当する案件1つ1つの中ではリーダーとして、エンジニアやクリエーターなど多くの人たちに実現することを唱えながら、進むべき方向を指し示し、協力しながら、進めていかなければならないわけです。今の自分は、まだまだそこまでできていませんが、この本を読んだことは、今後の自分にプラスの効果を発揮してくれると思います。

この本の始めの章に、『リーダーとは、あるものごとを自分から「やろう」と切りだして、人々をその方向へと全力で導いていく存在だ。』と記されています。

あなたの周りにいるリーダーは、”自称リーダー”ではありませんか?